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着物の着崩れは自分でも直せる!着崩れの直し方を解説

着物を着るのに快適な季節になってきました。「本格的に寒くなる前に着物で観光をしよう」「秋のお茶会で着物を着たいな」といった思いを持っている方も多いのではないでしょうか?

ただ、着物を着るときに多くの人を悩ませるのが「着崩れ」の問題です。

「着物でお出かけしたはいいけど、襟元がゆるんできてしまった」
「着付けしてもらった直後は綺麗な形なのに、すぐに着崩れてしまう」

着物でのお出かけ中に、上記のような着崩れに関する困りごとが起きたという方は少なくないと思います。そこで、この記事では「着物の着崩れの対処法」を、着物が着崩れる原因から詳しくお伝えします!原因を知った上で着崩れに対処し、スマートに着崩れを直せるようになりましょう。

また、着崩れの原因と予防法を知っておくことで、お出かけ中に着崩れすることなく快適に京都観光を楽しむことができます。綺麗な着付けの状態で、観光名所や風景などを味わうために、ぜひこの記事の情報を参考にしてみてください!

着物が着崩れる原因は?

着物の着崩れが起こるのは、以下の3つが原因の場合がほとんどです。

・歩くとき、手足を動かすときの動作が大きい
・腰紐の締めがゆるい
・体型の補正が足りていない

一番上の「歩くとき、手足を動かすときの動作が大きい」については、着付けのあとに注意するべきことですが、残りの2つは着付けの段階で気をつけていなければなりません。

京都で着物レンタルをしている私たちわぷらす京都では、専門のキモノスタイリストが着崩れしにくい着付けを行なっています。

手ぶらで着物レンタルをしていただくことで、京都の町を着物で気軽に楽しんでいただくことができるので、着物に慣れていない方はもちろん慣れている方にもおすすめです。

オリジナル着物、レース着物、アンティーク着物、モダン着物や振袖、袴など豊富な着物を揃えておりますので、ぜひ一度ご利用ください。

着物レンタルプラン、わぷらす京都

自分でも直せる!着崩れの種類とその直し方

とはいえ、どれだけきちんと着付けをしても、観光でさまざまな場所を歩いているうちに多少の着崩れは発生してしまいます。

ここでは、下記6種類の着崩れについて、自分でできる対処法・直し方をお伝えします。

・襟元がゆるんできた
・帯が下がってきた
・帯揚げが外れてしまった
・腰にたるみがでてきた
・おはしょりが乱れてきてしまった
・前の裾が落ちてきた/長くなってきた

襟元がゆるんできた時の直し方

からだを左右に動かしたり、腕を大きく動かすことで襟元がゆるんでくることはよくあります。

そんな時にお手洗いで実践できる簡単な対処法があります!着物の背中側の裾を上まで持ち上げて、中にある長襦袢(白い着物)を両手で軽く下に引っ張ってみてください。

背中側が引っ張られることで襟元があがり、ゆるみを改善することができます。

帯が下がってきた時の直し方

肌襦袢を着た後にした補正が甘かったり、帯自体の締め方がゆるかったりすると、歩いている最中に帯が下がってくることがあります。

「帯が下がってきたな」と思ったら、まずは帯を両手でつかんで元の位置に引き上げましょう!そして、それでもすぐ落ちてくるようなら、背中側の帯の中にハンドタオルなどを挟み固定することをおすすめします。

帯揚げ(帯の上部分に挟み入れる小物)も付けている場合、帯が下がることで見た目がかっこわるくなってしまうことがあります。帯揚げもしている時は、帯が下がってきたときに一緒に位置を調整してみてください。

また、帯揚げ自体がゆるんでいる場合もあります。その時には、まずは帯揚げをしっかりと結び、その後に帯の調整をするとよいでしょう。

帯揚げが浮いてきた、外れてしまった時の直し方

さきほどお伝えした「帯揚げ」自体が上に浮いてきたり、外れてしまうこともあります。

上に浮いてきて帯から出てきてしまった場合には、両手で帯の上部に差し込むような形で調整してみてください。だいたいの場合、それで元の位置に戻すことができます。差し込む際には、前部分だけでなく後ろ部分も忘れずに差し込んでくださいね。

あまりないとは思いますが、万が一帯揚げが外れてしまった場合には一度ほどき、結び直してもよいでしょう。うまく結ぶことはむずかしいかもしれませんが、結んだ上で帯に差し込んでおけば、一見しただけでは着崩れがわからない状態に戻すことができます。

腰元の部分にたるみがでてきた時の直し方

着物を着て椅子や畳に「座る」「立ち上がる」という動作を繰り返していると、どうしても腰元のあたりにたるみが出てきます。

そんな時には背中側のおはしょりをめくり上げて、腰紐の上から少しひっぱるようにして調整してみましょう。そうすると、おしりから腰元あたりの布が引き上げられて、たるみが解消されます!

おはしょりをひっぱり上げると、おはしょりや腰元にしわができてしまうので、それを左右に伸ばせば着崩れていたとはわからない状態に戻すことができるでしょう。

おはしょりが乱れてきてしまった時の直し方

女性の和装の特徴的な部分である「おはしょり」自体が、動いている間にしわになったり短くなったりして、乱れてきてしまうことも少なくありません。

そういうときには、着物の前身頃側から帯の下側に手を入れて、たるんだ部分を”左側に”流しましょう!たるみは、折りたたむようにして後ろ身頃に持っていきます。そうすることで、整った着姿に戻すことができます。

前の裾が落ちてきた、長くなってきた時の直し方

腰紐のゆるみや歩くときの大きい動作などの影響で「着物の前側の裾が落ちてくる、長くなってくる」ということがあります。これは「階段を上がるときに裾を踏んでしまった」ときにも、よく起こる着崩れです。

そんな時には、着物の前身頃側からおはしょりの下に手を入れ、下がっている裾を腰紐に挟み込みましょう!そうすることで裾の高さを元に戻し、着崩れを解消することができます。

裾は目立つパーツなので、さっと調整しておくだけでも着姿がきれいに決まります。もし着崩れしてしまったら、ぜひこの対処法を試してみてください。

着物の着崩れを防ぐ予防法


ここまでも見てきたように着物を着ていると多少の着崩れは避けられないものです。ですが「着崩れが気になって観光を十分に楽しめなかった」「何度も着崩れしてしまい、その対処が大変だった」となってしまっては折角のお着物でのお出かけが悲しい思い出になってしまいます。

そこでここでは、着崩れを起きにくくする「着崩れの予防法」について解説します!

補正する時

ご自身で着付けをする場合には、肌襦袢をした後の「補正」が着崩れの予防にとても重要です!ここでしっかりと補正を行なうことで、腰紐や帯がゆるみにくくなり着崩れを防止することができます。

慣れている方であればタオルで十分に補正できる方もいらっしゃいますが、慣れていない場合は「補正パッド」を使用することをおすすめします。補正パッドであれば、タオルと異なり、巻きつけるだけで簡単に脱着することができます。

手軽に着物を着るために、1つ持っておくとよい道具といえるでしょう。

腰紐を締める時

「腰紐」は、着物の着崩れ予防のかなめと言ってもいいくらい大切なポイントです。

腰紐がゆるくなっていると、帯が落ちたり裾がさがったりして、着物全体の見た目が崩れてきてしまいます。

この腰紐をつける位置は、おおよそ腰骨とへその間です。その間で自分にしっくりくる高さを見つけて、少し強めにぎゅっと締めておきましょう。そうすることで、観光やお茶会などで着崩れに悩むことが減るでしょう。

所作、動作を小さくする

着物を着ているときに大きな動きをしてしまうと、どれだけ着崩れしにくい着付けをしていても徐々に崩れてきてしまいます。

なので「背筋を伸ばす」「小さな歩幅で歩く」「膝をあまり上げずに歩く」「腕を肩より高く上げない」などに注意しておきましょう。それだけでも、かなりの着崩れを防ぐことができます!

男性着物の着崩れと直し方

男性着物は女性の着物よりパーツも少なく、着付けもシンプルであるため、着崩れの直し方はより簡単になります。

男性着物の場合は、特に帯の位置が重要です。帯が上がってくると、着姿が少しみすぼらしい感じになってしまうので、帯が上がってきたときには前身頃側の帯を下にぐっと引き下げましょう。

それだけでも、かっこいい粋な印象を出すことができます。ぜひ意識してみてください。

まとめ|着姿を整えて、美しく着物を楽しもう!

着物は着姿のポイントを少し押さえておくだけで、より美しく着こなすことができます。着崩れを自分でも直せるようになることで、その「美しい着姿」をキープした状態で観光やお茶会などを楽しめるようになるでしょう。着物を着る際に、ぜひ上記の着物の直し方と着崩れの予防法を意識してみましょう。

この記事の筆者

わぷらす京都

わぷらす八坂神社店スタッフ

小川彩菜

着物レンタルを通して沢山のお客様の笑顔のお手伝いをしたいと考えております。
お客様のご要望を聞き和装コーディネートの提案する時間やヘアセットを決める時間が好きです!
特にヘアセットが得意で、今人気のフェミニンヘアはお任せください。
可愛く仕上げます!
趣味は、音楽・映画・ショッピングです!
是非、わぷらす京都へお越しくださいませ!
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