「着物デートをしたいけど、着物や浴衣を着たことがない…」
「せっかく着物や浴衣を着るならかっこよく着こなしたい!」
カップルでの着物デートは夏の定番の楽しみ方です。ですが、普段とは違う服を着て遊ぶのに不安を覚える方も多いのではないでしょうか?
特に男性の場合、女性よりも着物や浴衣を着る機会が少ないため、マナーを学ぶ機会もあまり多くありません。
しかし、マナーを押さえて着物デートをすることで普段とは一味違う雰囲気を存分に楽しむことができます。女性だけでなく男性も一緒に着物や浴衣を着ることで、きっと特別な思い出になるでしょう。
ここでは、男性がかっこよく着物・浴衣を着こなすためのマナーをお伝えします。
また、カップルで着物レンタルをするときならではの注意点やマナーについてもお伝えしますので、着物デートを考えているカップルはぜひ参考にしてみてください。
目次
男性着物・浴衣のマナー
男性が着物・浴衣を着るときには、ぜひ気をつけておきたいポイントがあります。
以下の5つのポイントを押さえておくだけで、着崩れせずに着物を着ることができ「着慣れている感」も出すことができるでしょう。
かっこよく着物・浴衣を着こなし、パートナーと一緒にデートを楽しむためにも、以下のマナーを押さえてみてください。
動くとき、手を上げすぎない
着物や浴衣は帯で固定されています。ですので、あまり大きな動きをしてしまうと、帯で固定している着物がよれてしまったり着崩れてしまったりします。
なので、着物・浴衣を着るときには、あまり大きく手を上げすぎないことが大切です。
ですが、写真を撮るときや何かものを取るときなど、手を上げる必要がある場面もあるでしょう。そのようなときにはできるだけゆっくりと動いて、着物が大きく引っ張られないように注意してください。
またそのようにゆったり動くことで余裕のある立ち振る舞いになり、大人っぽさを演出することもできます。なのでぜひ「着物・浴衣を着たときはゆったり目に動く」というマナーを意識してみてください。
歩き方に気をつける
着物や浴衣では、大股で歩かないよう注意しましょう。大股で歩いてしまうと着物の裾がはだけてしまいます。
裾がはだけると着崩れて足首が見えたり、着姿が崩れたりしてしまうため、相手にだらしない印象を与えてしまいます。
着物のレンタル店では綺麗に着物を着付けてくれるので、できるだけその状態を保てるよう、いつもより足幅を狭くして歩くようにしましょう。
ただ、これまでにも着物を着たことがある人は「歩きづらくなるから着物をあまり着たくない…」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そういう場合には、歩きやすさを上げるためにぜひ着物の着付けをした後に「股割り」をしてみてください。股割りは、腰を落として足を横に広げる、相撲取り・力士の人が四股を踏むときに取る体勢です。
股割りをするだけで、足の可動範囲がとても広くなり歩きやすくなります。ただし、股割りをした後は少し着物がよれるので、帯の下あたりで軽く着物を引っ張って着姿を整えるようにしましょう。
とはいえ、着物を強く引っ張るほどの大股で歩いてしまっては結局着崩れてしまいますので、その点にはやはり注意してください。せわしなく歩くのではなく、余裕を持ってゆっくりと歩くことで着物のかっこよさ、落ち着きを最大限出すことができるでしょう。
ショルダーバッグなどを肩にかけない
着物・浴衣でのお出かけの際には、カバン選びに注意してください。特にショルダーバッグは着物の場合、着崩れの原因になるのでおすすめできません。
着物を着るときには手で持てるカバンを使うか、懐やたもとに最低限の荷物を入れておくことをおすすめします。
旅行で京都などの観光地を見てまわるときには、宿泊先や駅のコインロッカーなどに大きめの荷物を預けてから、身軽な格好になって観光するのがおすすめです。
観光となるとどうしても長く歩くことが多いので、荷物を軽くしておくことで疲れすぎずに観光を楽しむことができるでしょう。
わぷらす京都では、脱がれた服やキャリーケース等の大きな荷物(貴重品以外)も無料でお預かりいたします。
袖のたもとに気を配る
着物のパーツで一番特徴的なものは「袖」です。着物・浴衣は、洋服とは違って「袖のたもと(袖から長く垂れている袋状になっている部分)」があります。
この袖のたもと、特に食事中の扱いには注意が必要です。着物レンタルをしているときに起こりやすい事件が、食事中にこの袖のたもとをスープや飲み物などにつけてしまった、というもの。
右利きの人は、食事中に右手で何かを取ろうとするときには”左手で右の袖のたもとを押さえてから”右手を伸ばすようにしましょう。この所作は、袖のたもとを食べ物や飲み物に浸してしまわないようにするだけでなく、とても着物らしい美しい所作になるという点でもおすすめです。
着物ならではのかっこよさを見せることができるので、食事中には「袖のたもとを押さえる」。このひと工夫を意識しておきましょう。
お手洗い時の注意点
着物・浴衣を着ているときには普段と同じ方法ではお手洗いを利用できません。お手洗いの際どうすればいいかはあらかじめ押さえておきたいポイントです。
基本的には、帯を軽く上にあげ、着物の帯下を左右に開き、さらに襦袢(浴衣の場合には襦袢は着てない場合もあります)も左右に開くことで可能です。その際には着物の裾が落ちないように腕で支えるか帯に差してください。
また、トイレに座る場合は帯下を左右に開いた後めくり上げ、裾が下に落ちないようしっかりと腕で押さえるか帯に差し込みましょう。
終わったら帯下を下ろし、帯の前側を軽く下にさげてから、着物の形を整えましょう。はじめは慣れないかもしれませんが、慣れればそこまで苦労することなくお手洗いを済ませることができるようになります。
男性は女性に比べると着ている布の枚数が少ない分、少しだけ楽にお手洗いを済ませることができます。ですので、女性は自分よりもさらに時間がかかるものだと思っておくとよいでしょう。
カップルでレンタルするときの注意点・マナー
男性で着物レンタルを検討している方は、パートナーに「せっかくだから一緒に着物を着よう」と誘われている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、カップルで着物をレンタルする際、特に男性側が気をつけておきたいことやマナーについてお伝えします。
ゆっくり歩く
「着物で歩くときには大股で歩かないようにしましょう」とお伝えしました。女性は男性よりも着ている枚数が多いことや帯の締め付けが強いことなどもあり、男性よりも歩きにくさを感じやすいです。
なので男性は、女性の歩くペースに配慮しながらゆっくりと歩くようにしましょう。そうすることで、普段と違う服装であっても快適にデートを楽しむことができるでしょう。
また、履き物として下駄、草履、雪駄などを履く場合には、鼻緒の部分が当たって足の指の間が痛くなりがちです。足を痛めないためには足を前にスライドさせないように、地面に垂直に足を下ろすイメージで歩くとよいでしょう。
それでも足を痛めてしまうことがあるかもしれません。念の為、絆創膏などを用意しておくことをおすすめします。
こまめに休憩する
男性もそうですが、女性は慣れない服装であることに加え、男性より厚着になってしまう分、普段よりも疲れやすくなります。
デート中には、タイミングを見て疲れていないか確認したり、こまめに休憩を挟むようにしましょう。そうすることで、どちらかが無理をすることなく2人で観光を楽しむことができます。
当日「休む場所が見つからない」という事態を避けるためにも、あらかじめ観光ルートにカフェなどの休憩ポイントを設けておくことをおすすめします。
荷物を持つ
着物デートでは、その服装の特徴の違いから、女性の方が少し負担が大きくなってしまうことはすでにお伝えしました。
なので、女性がいやがらないのであれば、大きな荷物は持ってあげることをおすすめします。観光中に出たゴミや、旅行のお土産などの荷物は積極的に持つようにするとよいでしょう。
そうすることで、紳士的な印象を持ってもらうことができます。頼りになる姿がきっとさらに魅力的に映るでしょう。
着物・浴衣という外見的なかっこよさだけでなく、相手を気遣うことができる内面的なかっこよさも見せていきましょう!
まとめ|マナーを知って、レンタル着物を楽しもう!
男性着物・浴衣のマナーや、カップルで着物レンタルするときの注意点やマナーをお伝えしました。
京都の街をカップルでレンタル着物デートをするのであれば、カップルプランのあるわぷらす京都がおすすめです。
オリジナル着物、レース着物、アンティーク着物、モダン着物など、豊富な着物の中からあなたのお気に入りの着物でお出かけをすることができます。6〜9月には浴衣プランもありますので、夏には浴衣でのデートも可能です。
着物のマナーや注意点を知り、カップルで京都観光を楽しんでみてください!
わぷらす京都の来店予約・お問合せはこちら
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この記事の筆者
わぷらす八坂神社店スタッフ
小川彩菜
着物レンタルを通して沢山のお客様の笑顔のお手伝いをしたいと考えております。
お客様のご要望を聞き和装コーディネートの提案する時間やヘアセットを決める時間が好きです!
特にヘアセットが得意で、今人気のフェミニンヘアはお任せください。
可愛く仕上げます!
趣味は、音楽・映画・ショッピングです!
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