だんだんと秋が深まっていく中で「着物を着て京都の街を散策したい」「着物で秋の紅葉を楽しみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、日本を代表する和装である着物にはさまざまな色や柄があるため「どんな風に選べばいいかわからない」という方も多くいらっしゃいます。
ここでは、よく選ばれる代表的な着物柄や、秋によく似合う色柄をご紹介いたします。あわせて、季節に合わせた着物柄の選び方についてもお伝えしますので、ぜひあなたの着物選びの参考にしてみてください!
京都でレンタル着物をご検討の際は、八坂神社や清水寺へのアクセス抜群の【わぷらす京都】で素敵な着物を選んでくださいね!
代表的な着物柄一覧
着物によく見られる柄には、主に以下の4種類があります。
2、生き物が描かれている柄
3、吉祥文様の柄
4、有職文様の柄
「季節を表す柄」には、さまざまなモチーフが見られます。桜や紅葉など、季節を代表する花を描いたもの、雪などのように自然物を柄として組み込んだものもあります。特に花の柄は定番で、手軽に季節の雰囲気を取り入れることができます。
次は「生き物が描かれている柄」です。「生き物が描かれている」と聞くと「そんな柄あったっけ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、チョウチョや龍、鳥やトンボなどを絵柄の模様に落とし込んで描かれている着物は意外とたくさんあります。
「吉祥文様」とは、はじめは中国から伝来し、平安時代、鎌倉時代に日本で発展した縁起の良い紋様の総称です。有名なところだと、鶴、亀、松竹梅などがあります。「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、これらのモチーフは長寿を表しています。このように、繁栄や長寿などの意味合いを持つモチーフを柄にしたものの総称が吉祥文様です。
一方「有職文様」は、平安時代に貴族たちが、自分達の装束や道具を飾るのに好んで用いた紋様の総称を言います。七宝、向い蝶、立涌、花菱、八つ藤の丸などがあり、今でも着物や和装小物には多く取り入れられています。
わぷらす京都では、これらの色柄を各種取り揃えているので、好みの着物を選んでお出かけを楽しむことができます。
秋にぴったりな着物柄
着物は、季節を少し先取りして選ぶとよいといわれています。たとえば、秋の着物柄を選ぶのであれば、夏の終わりの9月中旬・下旬あたりから着るようにするとよいでしょう。絶対にそうしなければならないというわけではないのですが、少し先の季節柄を着ることで、見る人がこれから来る季節へ思いを馳せることができます。
そして肝心の、9月中旬頃から着ることができる秋を代表する着物柄には、以下のようなものがあります。
桔梗(ききょう)
葡萄(ぶどう)
菊(きく)
柘榴(ざくろ)
萩(はぎ)
吹き寄せ(秋の植物を細かく散らした柄)
やはり紅葉は、秋をイメージする柄の代表的なものです。また、桔梗、萩は秋の七草にも入っているように、秋に花が咲く植物なので、着物柄としてもよく用いられます。
秋に着物を借りてお出かけするなら、ぜひ上記のような柄をチョイスしてみましょう!もし自分で柄を見て選ぶことが難しければ、着物レンタルのスタッフに聞いていただければ秋にぴったりなものをいくつか見繕うことも可能です。ぜひお気軽に声をかけていただければ嬉しいです!
季節に合わせた着物柄の選び方
季節ごとにいろんな色や柄を楽しむことができる着物。レンタル着物を楽しむのであれば、ぜひ四季に合わせた着物柄を押さえてみてはいかがでしょうか?
着物は色だけで選ぶこともできますが、柄や柄に込められた意味込みで楽しむこともできます。ここでは、春夏秋冬それぞれに合わせた着物柄をお伝えします。(「少し季節を先取りする」ということも頭の片隅に入れつつご覧ください)
いろんな植物が花を咲かせる春におすすめの着物柄には以下のようなものがあります。
杜若(かきつばた)
藤(ふじ)
牡丹(ぼたん)
やはり春を代表する日本の自然といえば、まず出てくるのが桜です。また、杜若や藤、牡丹などは、桜が咲いた少し後から花をつけ始めることが多いので、春に着る着物柄としておすすめのものといえるでしょうl。
次に、気温が高くなり緑が生い茂る夏にぴったりの着物柄を紹介します。
柳(やなぎ)
瓜(うり。すいか、へちま、ひょうたんなど)
撫子(なでしこ)
夏は、暑さがもっとも盛りの時期なので、できるだけ涼しげな柄がいいですよね!青や紫を基調とした紫陽花や、風になびく柳などは、暑い夏にひとときの涼をはこんでくれるものとして人気のある柄のひとつです。
また、夏に実る瓜科の植物の柄もあります。4つ目の撫子は、秋草のひとつですが、残暑のころに着ることで次の季節の到来を感じさせておしゃれに着こなすことができるでしょう。
もうすでに紹介しましたが、葉の色が赤黄色に色づく秋には、以下のような着物柄がおすすめです。
桔梗(ききょう)
葡萄(ぶどう)
菊(きく)
柘榴(ざくろ)
萩(はぎ)
吹き寄せ(秋の植物を細かく散らした柄)
秋にはやはり、赤黄色に色づく紅葉を思わせる色柄が人気です。春の桜、秋の紅葉は日本を代表する風景でもありますので、秋の時期にはぜひ紅葉を思わせる着物柄で京都の町を散歩してみましょう!
春・夏・秋と違って、カラフルな色味がなくなる冬には、以下のような縁起の良い吉祥柄や冬に咲く花の柄などがよく着られています。
松(まつ)
梅(うめ)
椿(つばき)
南天(なんてん)
橘(たちばな)
冬は草木も枯れ、自然の色は少なくなるので、菊や松といった縁起物の柄が多くなります。一方で、花の盛りが冬にくる梅や椿などの柄もよく用いられます。冬なので少しシックに決めていきたい場合は菊や松などの縁起物の柄を、冬でも華やかな柄を着たい場合には梅や椿などを選んでみてはいかがでしょうか?
以上、四季に合わせた着物柄をご紹介しました。日本は昔から四季が大切にされています。着物を選ぶときに、上記のような季節感ある着物柄を選んでみるのも、着物の醍醐味のひとつといえるでしょう。
とはいえ、自分の好みも大切です!せっかく京都の町を楽しむのであれば「季節に合っていて、自分の好みにも合う柄」の着物を着て楽しみたいもの。そのために、私たちわぷらす京都のスタッフはあなたの好みのお着物選びをお手伝いいたします!
季節ごとに合わせた着物柄を着るならレンタル着物がおすすめ!
上の章で、季節ごとにおすすめの着物柄についてご紹介しました。ですが、昔と違って着物が普段着ではなくなっている現代、季節に合わせてたくさんの柄の着物を買って管理するのはとても難しい、と思う方が多いと思います。
そこでおすすめなのが、レンタル着物です。レンタル着物であれば、ちゃんと管理されたたくさんの着物の中から、季節ごとに自分の気に入った着物を選んでお出かけを楽しむことができます。
私たちわぷらす京都では、新作・ブランドもの、レトロモダンやアンティーク着物など、こだわりのおしゃれ着物を豊富にご用意しています!その中から、季節に合わせた柄の着物を選ぶことももちろん可能です。
わぷらす京都は、昭和59年創業の高級呉服店によって経営されているからこそできる、高品質で豊富な着物ラインナップを持っています。また、和装小物はすべて選び放題で、ヘアアレンジのサービスも行なっています。
季節に合わせた着物で京都観光をすることで、春・夏・秋・冬それぞれの京都の魅力をより一層感じられるはずです。秋に着物で京都観光をする際にはぜひ、わぷらす京都にご相談ください!
まとめ|秋の着物柄で京都の紅葉を楽しもう!
ここまで、季節に合わせた着物柄の種類や、秋にぴったりの着物柄についてお伝えしてきました。
秋の京都は、いたるところが紅葉していて、どこを散策していても紅く染まる木々を目にすることができます。そんな秋の京都を、秋に合わせた着物柄の着物で観光すれば、きっと紅葉を何倍にも楽しむことができます!
わぷらす京都では、モダン、レトロ、大正ロマン、上品、ガーリー、クールなど、さまざまな雰囲気の着物をご用意しています。ですので秋にぴったりの着物柄の中から、あなたの気に入る着物もきっと見つかるはずです。
ぜひ一度、わぷらす京都のレンタル着物一覧をチェックしてみてください!
この記事の筆者
わぷらす八坂神社店スタッフ
小川彩菜
着物レンタルを通して沢山のお客様の笑顔のお手伝いをしたいと考えております。
お客様のご要望を聞き和装コーディネートの提案する時間やヘアセットを決める時間が好きです!
特にヘアセットが得意で、今人気のフェミニンヘアはお任せください。
可愛く仕上げます!
趣味は、音楽・映画・ショッピングです!
是非、わぷらす京都へお越しくださいませ!
かわいいコーディネートをご提案させていただきます!