「レトロ振袖で、他の人と被らない柄の振袖を着たい!」
レトロ柄が好きな方の中には、上記のようにお思いの方も多いのではないでしょうか?
一生に一度の晴れ舞台である成人式。やはり他の人とは被らない、自分らしい振袖を着て楽しみたいですよね。
ここでは「そもそもレトロ振袖ってなに?」といったことから「特徴的なレトロ柄7選」「レトロ柄の着物イメージ」をご紹介いたします。
あなたがレトロ振袖を選ぶ際の参考になると思いますので、ぜひご一読ください!
目次
他人と被らない!レトロ振袖とは?
他の人と被りにくい「レトロ柄」は、古来から使用されている伝統的な柄のことを意味しています。特に代表的なものに、金魚や朝顔、梅や菊などがあります。
レトロという語感からもわかるように、レトロ柄の振袖はどこか昔を思い起こすような、懐かしい気持ちにしてくれるものが多いです。
レトロ柄が好きな人の中には「どこか昭和レトロのような雰囲気を感じさせる、その柄や配色が好きだ」という方も多いのではないでしょうか。
一方で、振袖には「古典柄」というものもあります。
古典柄は、レトロ柄と少し異なり、吉祥文様や松竹梅などの縁起物が描かれているのが特徴です。
そしてもう1つ、レトロ柄と似たような言葉として「アンティーク着物」というものがあります。
こちらは基本的に、大正時代から昭和にかけて作られた着物のことを指しています。実際にアンティーク(骨董品、古美術品)である、という意味でアンティーク着物と呼ばれています。
以上のように、レトロ柄、古典柄、アンティーク着物には、それぞれの持つ特徴があります。
その中でもレトロ柄は、金魚やとんぼ、椿や菊など、どこか懐かしさを感じさせる柄を用いているという点で特徴があるといえるでしょう。
特徴的なレトロ柄7選
レトロ柄の具体的なイメージを持っていただくために、ここでは特徴的なレトロ柄とその柄が持つ意味を7つ、ご紹介いたします。
金魚柄
水の中を泳ぐ様子が、軽やかな印象を与える金魚柄。子どもの頃お祭りで金魚すくいをしたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
そういったイメージからレトロ感を感じさせる金魚ですが、実は「幸福」や「豊かさ」といった意味合いを持っています。
また、赤い金魚は「幸福を呼び込む」、黒い金魚は「邪気を吸い取ってくれる」といった、色ごとの意味合いも存在します。
朝顔柄
朝顔は、はかないイメージがありますが、成長する際しっかりとツルを支柱にからませることから「固い絆」「愛情」といった意味を持つといわれています。
朝顔も、小学生の頃に学校で育てたことがあるという方も多いのではないでしょうか。どこか日本人の心に懐かしさを感じさせる朝顔も、レトロ柄として人気があるもののひとつです。
梅柄
現在では日本の花、というと桜を思い浮かべることが多いですが、江戸時代以前は花といえば「梅」のことでした。
春先に美しい花を咲かせ、高貴な香りを匂わせる梅は、日本人の心を昔から魅了しています。
桜よりも少し控えめな美しさを持つ梅、こちらもレトロ柄としてよく用いられる植物のひとつです。
菊柄
振袖文様の中によく入っている菊。ひょっとすると仏花のイメージが強いかもしれませんが、日本では昔から、菊は縁起物として使用されてきました。
菊は、天皇家の紋としても使用されているように、花の中でも高貴で位が高いとされる花です。
「邪気を払う」「延命長寿」といったような意味を込めて使用されることの多い菊は、振袖という門出を祝う場面でもよく使われます。
太陽を思わせるような菊柄は、レトロ柄としてだけでなく、振袖全般において人気があります。
椿柄
草や花を紋様にしたものは草花紋(くさばなもん)と呼ばれますが、その中でも人気がある柄のひとつが「椿」です。
椿の柄は、そのシンプルで気取らない様子から「気取らない美しさ」「永遠の美」といった意味が込められています。
余白の美を活かせるようなそのデザインは、レトロ柄でも人気があります。
紫陽花柄
梅雨の時期の花として有名な紫陽花。たくさんの花が寄り集まっている、その特徴的な様子から「家族団欒」「子孫繁栄」などの意味が込められています。
大きな花が一輪咲いているのではなく、小さな花がたくさん集まっている様子は可愛らしく、涼やかさや透明感を感じさせます。
とんぼ柄
「夕焼け小焼けの赤とんぼ〜」という日本の古い童謡にも登場するとんぼ。日本人の心象風景にあるからか、レトロ柄としてよく使用されています。
とんぼは前にしか進めないといった性質から「勝虫(かちむし)」などとも呼ばれ、縁起が良いものとして扱われてきました。
部活やサークルなど、勝ち負けに関わることをしている人には、特にぴったりの柄といえるでしょう。
振袖コーディネートでも個性を出してみよう
成人式で、他の人と被らない格好がしたい!と思うのであれば、振袖本体だけでなく、全体のコーディネートで個性を出すのもおすすめです。
ここでは、振袖を着るとき着用する小物やショールなど、他の人と差をつけるポイントについてお伝えします。
個性を出す際に欠かせないのが色合わせです。白地に金や、紺地に緑など、おしゃれに見える色の組み合わせで遊んでみるとよいでしょう。あえて、ほとんどの小物を同系色でまとめ、1つだけ差し色として目立つ色を入れる、などの工夫をすると、他の人と被らない色合わせの振袖になるのではないでしょうか。
振袖と同系色の髪色にしたり、普段とは違うヘアセットを美容師さんに頼むことで、一味違う雰囲気を身にまとうことができます。振袖レンタルでは、ヘアセットは別料金になっていることもありますので、その点は注意してください。
振袖に合わせてネイルをする人も最近は多くいらっしゃいます。指先までおしゃれをすることで、自分の理想とする振袖コーディネートを完璧な状態に持っていき、自分の気持ちを上げることができるでしょう。
振袖の胸元を飾る衿(えり)。この部分で個性を出すことも可能です。色合わせを特徴的なものにすることもできますし、刺繍やレースをあしらったものを着用することで個性を出すこともできます。
帯は振袖の雰囲気をまとめる大切なもの。ここの色やデザインが違うだけで、まったく違う振袖のように見えることも珍しくありません。帯揚げや帯留めなどの小物にもこだわって、あなただけの振袖コーディネートを決めていきましょう。
成人式は寒い時期にあるので、ショールやストールが欠かせません。振袖レンタルで、振袖と合わせてレンタルできることも多いので、ぜひ全体のコーディネートに合ったショール、ストールを選んでおきましょう!
振袖レトロ柄の着物イメージ3選
ここでは、わぷらす京都で実際に貸し出しさせていただいている振袖や着物の中から、レトロイメージのものを写真付きでご紹介します。
わぷらす京都では、上記のようなレトロな柄の振袖を多く取り扱っています。ご用意している振袖はすべて、呉服店が監修した高品質な振袖です。
レトロ柄だけでなく、大正ロマン、アンティーク、レトロモダンな振袖も取り扱っているので、レトロな振袖をお探しであれば、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ|おしゃれで個性的な振袖で成人式をめいっぱい楽しもう!
ここまでレトロな振袖について「そもそもレトロ柄ってどんなもの?」「特徴的なレトロ柄7選」といった内容をご紹介してきました。
また、振袖にはさまざまな小物が必要になる、ということで「小物コーディネートで個性を出してみよう」といった内容についてもお伝えしました。
成人式は、一生に一度しかない大切な日ですよね。そんな日には、あなたが心から満足できる振袖を着ることができる、ということがなにより大切です。
わぷらす京都では、成人式に出席されるみなさんが笑顔で楽しめるような振袖選び、着付けを心がけています。レトロな振袖をお探しなら、ぜひ一度お声かけください!
この記事の筆者
わぷらす八坂神社店スタッフ
小川彩菜
着物レンタルを通して沢山のお客様の笑顔のお手伝いをしたいと考えております。
お客様のご要望を聞き和装コーディネートの提案する時間やヘアセットを決める時間が好きです!
特にヘアセットが得意で、今人気のフェミニンヘアはお任せください。
可愛く仕上げます!
趣味は、音楽・映画・ショッピングです!
是非、わぷらす京都へお越しくださいませ!
かわいいコーディネートをご提案させていただきます!