仲の良い友人や自分の子どもの結婚式、せっかくなら着物で参列したい!と思われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際着物を着るということになると「自分が知らないルールがたくさんありそうで不安…」と思う方も少なくありません。
そこでこの記事では、結婚式で着物を着る際に押さえておくべきポイントを、新婦との関係性で分けてお伝えいたします!
目次
結婚式の着物選びは格式がポイント!
「結婚式で着物が着たい!」と思っても、どんな着物でもよい、というわけではありません。
着物には「格式」というものがあり、新婦との関係性によって適した着物は変わってきます。
この格式を押さえて、結婚式にふさわしい服装で参列し、存分に新婦の結婚を祝ってあげましょう!
友人として参列する
ここではまず、新婦の友人として参列する場合、どのような着物が適しているのかについてお伝えします!
女性の場合、未婚か既婚かによって選べる着物が少し変わってきますので、その点も押さえていきましょう。
未婚の場合
未婚の女性が、友人の結婚式に参列する場合は、振袖か訪問着を着ましょう!
振袖は、成人式で着るイメージがあるかもしれませんが、未婚女性の第一礼装(もっとも格の高い服装)とされているため、結婚式のようなおめでたい席にも適しています。
ただ、振袖は少し派手な柄も多い着物です。結婚式当日、新婦よりも目立つことは避けたいので、できれば事前に「新婦は当日、どんな色合いの着物やドレスを着るか」を確認しておきましょう。
また、振袖の中でも、新婦の白無垢とかぶってしまう白色や、親族の参列者が着る黒留紬の黒色とかぶるような色は避けておいたほうが無難でしょう。
「振袖は若い人が着るイメージがあって少し抵抗がある」という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、最近は30代、40代でも振袖を着る方も増えています。あなたに似合う柄を選べば、振袖を着て問題ありませんので安心してください。
それではもうひとつの選択肢である、訪問着について説明します。
「振袖はあまり好みではない」「振袖よりもシックで大人っぽい着物を着たい」という方には、この訪問着がおすすめです!
訪問着の着物は派手すぎない色合いのものが多く、柄も控えめで、落ち着いた雰囲気を身にまとうことができます。
この訪問着は、年齢や既婚・未婚関係なく、多くの女性が着ることができる着物です。「着物を着たいけど、どういった着物を着ていけばいいんだろう?」とお悩みの方は、この訪問着を選んでおけば間違いありません!
既婚の場合
既婚者として結婚式に参列する場合には、上でも紹介した「訪問着」を着ていきましょう。
訪問着は年齢、既婚・未婚問わず幅広い女性が着ることのできる着物です。結婚式だけでなく、お宮参りや七五三、入学式や卒業式、お茶席など、さまざまな場面に着ていくことができます。
格式も色留紬の次に高く、基本的にどのようなシーンでも訪問着を着ていけば失礼にはあたりません。
訪問着は比較的控えめな色、柄が多い着物ですが、友人の結婚式であれば少し明るい柄や流行の柄などを取り入れてみるのもおすすめです!
もしどういった着物を選べばいいか不安であれば、ぜひわたしたちわぷらす京都にご相談ください。あなたにぴったりの振袖、訪問着を選ぶお手伝いをいたします。
姉妹・親族として参列する
次に、姉妹・親族として参列する場合について、説明いたします!
新婦との関係性が近くなると、より格式の高い着物を着るほうがよいとされています。ですので先ほどの、友人として参列する場合とはふさわしい着物が少し異なってきます。
未婚の場合
未婚の姉妹・親族として参列する場合、着物の第一礼装は「振袖」になります。ですので、お姉さんや妹さんが結婚式をあげる場合は、振袖を着て参列することをおすすめします!
結婚式の主役である新婦と一番身近な親族だからこそ、振袖の中でも少し明るめの色、柄を選べば、式の彩りとなることができるでしょう。
「振袖はちょっとな…」という場合には、振袖や黒留紬の次に格式が高い「色留紬」がおすすめです。
色留紬は、裾にだけ柄の入った落ち着いた雰囲気を持つ着物で、年齢や既婚・未婚に関わらずさまざまな場面で着られています。
また、この色留紬は紋(家紋)が入っているものが一般的です。紋付きの中でも、紋が一つのもの、三つのもの、五つのものがあり、新婦と関係性の深い姉妹などであれば「三つ紋」か「五つ紋」がふさわしいとされています。
最後に、姉妹などではない親族(いとこなど)の場合は、訪問着でも問題ありません。
上でも紹介した上半身から裾にかけて柄のある訪問着は、振袖より控えめですが色留紬よりは華やかな着物です。見た目にも華やかな訪問着を着て、お祝いの場である結婚式に参列してみましょう!
既婚の場合
既婚の姉妹や親族として参列するときには、第一礼装である黒留紬か、色留紬を着ていきましょう。
既婚女性の第一礼装は黒留紬とされています。これまでに結婚式に参列したことがある方は、新婦のお母様が黒留紬を着ていらっしゃるのを見たことがあるかもしれません。文字通り、黒の着物で基本的には五つ紋が入った、見た目にも非常に存在感のある格式高い着物です。
「新婦のお母様と同じ着物を着るのは少し抵抗がある」という方は、色留紬がおすすめです。先ほどお伝えしたように、裾にだけ柄があり、紋が入っている色留紬は黒留紬の次に格式高い着物になります。
これらの黒留紬か色留紬を着ておけば、既婚の姉妹・親族の方は失礼なく結婚式に参列することができます!
母親として参列する
結婚式に母親として参列する場合には、黒留紬を着ていきましょう!
黒留紬は、上でも説明した通り、裾に柄のある黒の着物で、五つ紋が入ったもっとも格式高い着物です。
結婚式の中でも、この黒留紬を着ているだけで「新郎・新婦のお母様か、関係性の近い親族の方だな」とみんなに認識してもらえます。
自分の子どもの晴れの舞台を、もっとも格式のある黒留紬を着て見守ってあげましょう!
父親として参列する
お母様が黒留紬で参列される場合、お父様もお母様に合わせて着物で参列するケースも多く見られます。
その際に男性が着る和服の第一礼装は、紋付羽織袴になります。紋のついた羽織と袴にはどっしりとした存在感や力強さがあります。ぜひ、子どもの結婚というハレの席を、日本古来の正装をもってお祝いしましょう!
おすすめのレンタル着物ショップ
「友人、姉妹の結婚式に着物で参列したい!」という思いをお持ちなら、ぜひわぷらす京都にご相談ください!
わぷらす京都では、豊富な振袖や訪問着をご用意しています。ですので「せっかくの場だから、着ることの少ない振袖が着たい!」「派手すぎない訪問着で参列したい」など、それぞれのニーズに合わせたお着物をお選びすることが可能です。
また1,100円(税込)からオプションとして、編み込み、編みおろし、ルーズシニヨン、ゆるふわお団子、夜会巻き風、日本髪(+1,650円)などのヘアセットも行なっています。
上記のヘアスタイルだけでなく、その他オーダーも承っているので、あなた好みの髪型で結婚式に参列することができます!
さらに、わぷらす京都では、1,100円にてメイクアップも承っております。普段と違うヘアセットをするということで「ヘアセットだけでなく、それに似合うメイクもあわせてお願いしたい」という方も多いと思います。ぜひ、わぷらす京都のスタッフにお任せください!
まとめ|自分に合った格式の着物を着て、結婚式を楽しもう!
ここまで、女性が結婚式に着ていくべき着物について、友人、姉妹・親族、お母様などの関係性に分けてお伝えしました。
着物には格式があるため「結婚式に着物をきて行きたいけれど、何を着ていけばいいかよくわからない…」「持っている着物を着ていっていいのか不安…」という方は少なくありません。
もし、そういった思いをお持ちであれば、着物を専門に扱うわぷらす京都のスタッフにぜひご相談ください!あなたと新婦の関係性に合わせた着物、また、あなたの好みに合った着物を選ぶお手伝いをいたします。
あなたに似合う素敵な着物を着て、結婚式という晴れの席を楽しみましょう!
この記事の筆者
わぷらす八坂神社店スタッフ
小川彩菜
着物レンタルを通して沢山のお客様の笑顔のお手伝いをしたいと考えております。
お客様のご要望を聞き和装コーディネートの提案する時間やヘアセットを決める時間が好きです!
特にヘアセットが得意で、今人気のフェミニンヘアはお任せください。
可愛く仕上げます!
趣味は、音楽・映画・ショッピングです!
是非、わぷらす京都へお越しくださいませ!
かわいいコーディネートをご提案させていただきます!