京都の主要観光スポットといえば、東山区にある八坂神社(やさかじんじゃ)。みなさんは行ったことがあるでしょうか?
八坂神社は、京都の方たちから「祇園さん」「八坂さん」と呼ばれ、世代を越えて親しまれています。
今回は、そんな八坂神社について
●鎮座している神様
●ご利益
●建物の特徴
などをまとめました。
八坂神社に行ったことがある人も、まだ行ったことがない人も、京都の魅力を再発見するためにぜひ参考にしてみてください!
目次
八坂神社はどんな神様が鎮座している?
八坂神社の主祭神は「素戔嗚尊(すさのをのみこと)・往古牛頭天王(ごずてんのう)」。
本殿というメインエリアには、中御座・東御座・西御座にそれぞれの神様が祀られています。
中御座は素戔嗚尊(すさのをのみこと)
素戔嗚尊は、『古事記』における「やまたのおろち退治」のお話で聞いたことがある人もいるかもしれません。
素戔嗚尊は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の禊によって、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(ツクヨミ)とともに生まれました。
それから数々の困難・苦労を乗り越えたことから、無病息災・厄除などのご利益があるといわれています。
東御座は櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
素戔嗚尊は、童女である櫛稲田姫命を妻とし、童女を櫛に変身させて自らの髪に刺しました。
東御座には櫛稲田姫命の他に、同じく素戔嗚尊の妻である神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)と佐美良比売命(さみらひめのみこと)が祀られています。
西御座は八柱御子神(やはしらのみこがみ)
八柱御子神は、素戔嗚尊の八神の御子神(みこがみ)のこと。御子神とは、親子関係にある神のことを示します。
八神は、八島篠見神(やしまじぬみのかみ)、五十猛神(いたけるのかみ)、大年神(おおとしのかみ)、大屋比売神(おおやひめのかみ)、抓津比売神(つまつひめのかみ)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、大屋毘古神(おおやびこのかみ)、須勢理毘売命(すせりびめのみこと)。
傍御座には、櫛稲田姫命の父母である稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)も祀られています。
本殿以外や境外にもご祭神が多数
八坂神社は、本殿の周りを囲うようにたくさんのお社が並んでいて、多数の神様が祀られています。
・天照大御神(あまてらすおおみかみ)
・豊受大御神(とようけのおおみかみ)
・三狐神(みけつかみ)
・大山咋神(おおやまくいのかみ)
・大物主神(おおものぬしのかみ)
・天目一箇神(あめのまひとつのかみ)
・市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
・猿田彦命(さるたひこのみこと)
・宇受女命(うずめのみこと)
・大年神(おおとしのかみ)
・巷社神(やまたしろのかみ)
・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
・伊邪那美命(いざなみのみこと)
・白山比咩命(しらやまひめのみこと)
・火産霊命(ほむすびのみこと)
・金山彦命(かなやまひこのみこと)
・磐長比売命(いわながひめのみこと)
・天児屋根命(あめのこやねのみこと)
・武甕槌神(たけみかづちのかみ)
・斎主神(いわいぬしのかみ)
・比売神(ひめがみ)
・経津主神(ふつぬしのかみ)
・健御名方神(たけみなかたのかみ)
・大山咋命(おおやまくいのみこと)
・健磐龍神(たけいわたつのかみ)
・阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)
・速甕玉命(はやみかたまのみこと)
・応神天皇(おうじんてんのう)
・奥津日子神(おくつひこのかみ)
・奥津比売神(おくつひめのかみ)
・天御柱命(あめのみはしらのみこと)
・国御柱命(くにのみはしらのみこと)
・少彦名命(すくなひこなのみこと)
・高龗神(たかおかみのかみ)
・罔象女神(みづはのめのかみ)
並べてみると、あまりにも多くて壮観です。
これだけ多数の神様に守られていると思うと、境内を歩くだけでパワーをいただけそうです。
八坂神社はどんなご利益がある?
八坂神社の本殿には、以下のようなご利益があるといわれています。
・厄除、災難除
・家内安全
・商売繁盛
・縁結び
・学業成就
・安産
また、その他のお社では、上記の他に以下のようなご利益を期待できます。
(※カッコ内は対応しているお社を表記しています)
・美容祈願(美御前社、厳島社)
・疫病退散(疫神社)
・身体健康(大神宮社)
・方除け(日吉社)
・道しるべ(太田社)
・芸能(厳島社、太田社)
・刃物供養(刃物神社)
・開運(玉光稲荷社、命婦稲荷社、大年社)
・五穀豊穣(玉光稲荷社、命婦稲荷社、大年社)
老若男女問わず、気になる祈願内容がひとつは見つかるのではないでしょうか?
参拝だけではなく、七五三、厄年、人生儀礼の祈祷をおこなうことも可能です。
八坂神社の境内にはどんな建物がある?
八坂神社には、中世から現代までの建築様式が脈々と受け継がれていて、歴史的に価値の高い建造物が多いのもポイントです。
国宝に指定されている八坂神社本殿
八坂神社の本殿は、2020年12月に国宝に指定されました。
平安時代から続く独特な建築様式で、本殿と拝殿(礼堂)が大きい屋根で覆われて、ひとつの建物になっています。神社本殿としては最大規模で、屋根面積はなんと1,320㎡です。
本殿の内部は、いくつもの間に分かれた複雑な構造になっているのが特徴。
本殿の下は池になっていて、青龍が住む龍穴があるといわれています。現在は漆喰で固められています。「見えない」というのがまた神秘的と人気です。
その他・重要文化財が多数
本殿以外にも、八坂神社は境内・境外合わせて29棟の重要文化財を保有しています。
お社だけでなく楼門や鳥居など、神社の隅々まで見渡してみてください。
八坂神社の歴史はいつから?
歴史ある八坂神社の成り立ちについて、簡単に確認していきましょう。
始まりには2つの説がある
八坂神社の創祀(そうし)には、大きく2つの説が存在します。
説1
656年に高麗からやってきた伊利之(いりし)が、当地にあたる素戔嗚尊を国愛宕郡八坂郷(やましろのくにおたぎぐんやさかごう)に奉斎した。
説2
876年に南都の僧である円如(えんにょ)が当地にお堂を建て、天神(祇園神)が東山の麓の祇園林に降り立った。
のちに格式ある「二十二社」として認められる
疫病が流行した877年、祇園社に祈りが捧げられて流行が止んだことをきっかけに、お社として発展していきました。
995年には神社の社格のひとつ二十一社(のちに二十二社)として認められ、多くの参拝者に支えられながら現在に至ります。
八坂神社の祇園祭とは?
八坂神社といえば、1100年以上の伝統を誇る祇園祭も名物です!祇園祭の時期と意味をチェックしていきましょう。
祇園祭の時期
祇園祭りは、7月1日の「吉符入」から7月31日の「疫神社夏越祭」まで、1ヶ月間にわたって続く大イベント。
7月は祇園囃子の音が鳴り響き、京都中が神事・行事の熱気に包まれます。
祇園祭の意味
祇園祭の始まりは、国家の安寧と疫病消除を願っておこなわれた八坂神社の祭りだといわれています。
7月の祇園祭のときだけに配られる笹の葉のちまきは、疫病・災難除けのお守りの象徴です。
祭のメインとなるのは、3基の神輿の巡回です。「コン・チキ・チン」という囃子たちは、いろいろな祈願の思いだけでなく、京都の人々の心をひとつにしたり、盛り上げたりすることにも一役買っているといえます。
※参考:京都祇園八坂神社公式サイト
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この記事の筆者
わぷらす八坂神社店スタッフ
小川彩菜
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